品川区社会福祉協議会が運営する「支え愛・ほっとステーション」の八潮地区にて、
「いつも元気に若々しく過ごすために」
のタイトルで、講演ならびに運動指導をして参りました。
品川区社会福祉協議会の「支え愛・ほっとステーション」は以前の記事でも触れましたが、
ひとり暮らし高齢者の方などに対する身近な福祉の相談窓口として地域センターに設置されており、
2人のコーディネーターが常駐しているところです。
ご参加いただいた皆様は、そのほっとステーションに登録している地域支援員(ボランティア)さんです。講義ならびに指導内容は
①サルコペニアの基礎知識
②握力・嚥下機能・ADL・QOL
③自宅でも簡単にできる体操指導
です。
特に握力測定は、ご自身の身体機能が簡単に把握できる指標としても確立されていますので、皆さまからご好評をいただきました。
講演で取り上げたサルコペニアは要介護状態に陥りやすいとされています。
今回、参加された皆様は杖を使わず歩いて来られた方がほとんどでした。
健康な方々だからこそサルコペニアの知識を持っていただくこと、
そして健康な方々だからこそ介護予防事業を行うことが地域包括ケアに必要なことだと思います。
私にとって、講師として地域の方々を指導するのは初めての機会でしたので、
このような場を設けていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。
支え愛・ほっとステーションは品川区内に合計13ヶ所あります。
地域に貢献するためにもできるだけ多くの施設に伺い、
たくさんの方々が「いつも元気に若々しく過ごすため」の一助ができればうれしく思います。
森山リハビリテーションクリニック 理学療法士 大脇燿