神戸コンベンションセンターで

56回日本リハビリテーション医学会学術集会(JARM 2019)

13回国際リハビリテーション医学会世界会議(ISPRM 2019)

合同セッションとしておこなわれた
”English Session”
の座長を務めました。


留学経験もない私が、
国際学会において英語でおこなう座長業務であり、

非常に荷が重いと感じながらも、

あらかじめ、
予定演題の内容に関する質問や
司会進行に必要な英文を準備して臨みました。


私が担当したセッションには、
摂食嚥下リハビリテーションに関する5つの演題があり、

3つは中国から、
1つはアメリカのスタンフォード大学、

1つは日本の東大病院から
発表が予定されていました。


前夜から緊張して朝からのセッションに会場入りしましたが、

開始時間になっても
第1演題と第2演題の発表者が現れませんでした。

急なトラブル発生!

2人がまだ到着しておらず、
3演題から始めさせていただく」旨を、
用意していなかった英語で、
たどたどしく会場に伝えて、始めました。

2019.0612 JARM座長
中国の TheSecond Affiliated Hospital of Jiaxing Universityからは、

「脳卒中後の嚥下障害に対する多職種連携の有用性」

アメリカの StanfordUniversityからは、

「脳卒中後の痙縮に対するダントロレンによる嚥下障害について」

東大病院の井口はるひ先生から、

「食道神経鞘腫摘出術後の嚥下障害に対して喉頭挙上術が有用であった1例報告」

が発表されました。


時間には余裕があり、
また、それぞれの演題に会場からの質問が複数あり、
議論が盛り上がったため、
座長が進行に困ることはありませんでした。


最後に2人の演者が来場していないか確認しましたが、
結局不在であったため、
3
演題のみでセッション終了となりました。


急なトラブルのため
用意していなかった英語を話すことになり、

汗もかきましたが、無事に任務を終えることができました。

国際学会では、
日本の学会の常識では考えられないようなことが起き得ると
あらためて勉強になりました。

終了後のフロアでは、
発表を終えた中国の先生とあらためて挨拶を交わし、
コミュニケーションを取って、理解を深めることができました。

東京大学の井口はるひ先生とは、以前、
一緒にアメリカのリハビリテーション病院の見学に行ったことがあり、
久々の再開で近況を知ることができました。

 

森山リハビリテーションクリニック 院長 和田真一