リハビリテーション科有床診療所に入院中の患者さんには、
「リハビリテーションをするために入院をしている」
という考えを持っている方が多くいらっしゃいます。

その考えは全く誤りではありません。

しかしそれは、

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日の中で決まった時間だけリハビリテーションをすれば、
それ以外の時間は
ベッドで横になっていてもいいというわけではないのです。

ですが、そういった考えを持つ方がいらっしゃるのも事実です。


そのため私は、
そのような考えを持つ患者さんが、


「どうしたらリハビリテーション以外の時間も充実させられるか」


「入院中でも“その人らしい”時間を過ごすにはどうしたらいいか」


「退院後の生活に希望を持ちながら、入院生活もいきいきと過ごすにはどうしたらいいか」


といったことを考えるようになりました。


病棟看護師の業務内容は様々ですが、
時間に少しでも余裕のある時には、

患者さんがリハビリテーション以外の時間に、
ラウンジにて塗り絵をしたりお手玉をしたり、
時には不要なチラシを折ってゴミ箱を作成したり
する時間を設けるようにしています。


さほど長い時間ではありませんが、
患者さんとかかわっていると、
患者さんは笑顔になったり、
意外な特技を見せてくださったり、
思っていることを話してくださったりします。


そういったときに患者さんの思いを傾聴したり、
労ったりすることで、
自信のついたような表情で、
「楽しかった、ありがとう」
とお言葉をかけていただけることがあります。


アクティビティは、
高次脳機能を刺激するためのアプローチとなったり、
作業療法としての効果があったり
すると言われています。

しかし私は看護師として
こういったアクティビティ的なかかわりをすることで、

とにかくまずは
「活動を楽しんでもらう」ことの効果を期待しています。


リハビリテーション以外の時間も
なんらかの活動を楽しみながら行うことで、
それがリハビリテーションへの意欲にも繋がるのではないかと考えています。


そういった関りで
患者さんの自己効力感を高めることは、
後に健康寿命の延長に繋がるのではないかと信じています。


リハビリテーション科有床診療所に入院中の患者さんの、
生活の再構築を目指し、
セルフケア能力の開発を支援できるよう
今後も関わっていきたいと思っています。


森山リハビリテーションクリニック 病棟看護師 O.T.
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