【品の輪とは】

品川区を主とした地域の実情に合わせた活動をすべく、
品川区内のリハビリテーション専門職の
相互連携の強化や情報共有を推し進め、
広く品川区区民の皆様に対して、
リハビリテーションの継発・推進・教育並びにその支援、
リハビリテーション等に携わる人材の交流や親睦を目的とした
イベント等の企画・開催を行い、
医療・保健・福祉及びリハビリテーションの増進と、
全ての人が充実したリハビリテーションを受けられる社会の実現を図り、
広く公益に寄与することを目的として発足した団体です。

 

上記団体による活動の一環として、
PTOTSTの各部門がそれぞれテーマを決定して、
年間1回勉強会を開催しています。

その中で、
今回はOT主催による
『3Dプリンタ活用法
 ケアとリハビリテーションの現場へ活かす新しい道具の作り方』

の勉強会へ参加してきました。


勉強会の内容としては、
Dプリンタに関する概要(座学)から始まり、
その後はチームワークショップと続きました。

ワークショップでは、
20分程度の時間で、各々が自助具等を考え、
アイデア図案を描いくというものでした。

そこからチーム内で発表、
代表作品を選出して、
全体で発表するといった流れでした。

実際に3Dプリンタが会場内に運び込まれていましたが、
今回はワークショップで考えたものを
作製するまでには至らずに終了となりました。

しかし、
勉強会開始時から3Dプリンタを起動させて、
終了時までにどのくらい製作されるか
を見て確認することは出来ました。
(今回は、訓練用の三角錐が完成していました)
2019.11 3Dプリンタ

実際に起動している3Dプリンタを
目で見るだけではなく、
これまでに講師の方が作製した
自助具や訓練用品、スプリント、インソール等も
手に取ることが出来て、
仕上がり等を確認出来る機会となりました。


Dプリンタを用いて製作する
自助具・訓練器具等は、
私にとって、これまでの臨床現場において
馴染みのないものでした。

しかし、
今回勉強会に参加したことで、
今後はICTIotの活用も含めて、
リハビリテーション現場において
これまでとは異なった観点のアプローチに対する
知識や情報も必要になるのではないか
と考える機会にもなりました。


このような勉強会等を含めて、
当クリニックでは、
品川区の医療・介護施設等のリハビリテーション専門職とともに、
これからのリハビリテーションについて
様々な情報共有や意見交換を行える場が
身近にある環境となっています。

また、
リハビリテーション専門職だけではなく、
医師や看護師、ソーシャルワーカーも
日々様々な勉強会や意見交換会等に参加しているため、
地域に求められるものや
新たな世間の流れを組みながら、
患者さんやご家族さんへと向き合い
チーム医療を提供している現場となっています。


森山リハビリテーションクリニック 作業療法士 小松真弓
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