その方は「オセロを毎日楽しみ、大好物はチョコレート、食事は3食しっかり完食している」
とある記事で読み、その年齢で趣味を楽しみ、食欲もしっかりあることに驚きました。
当院には90歳以上の方も入院してこられ、病気がありながらも、その年齢にはとても見えない方が多くいらっしゃいます。
病気がありながらも、若さと長生きの秘訣は何だろう?と日常の臨床場面の観察から共通点を考えてみました。
・食事を全量摂取される
(ここのクリニックの食事がおいしいと言ってくれる方も多いです)
・好きなものがある
(スポーツ観戦、音楽鑑賞、多少の甘いおやつなど)
・身だしなみに気を配っている
(お化粧をする、髪をいつもきれいに整えているなど)
・感謝を忘れない
(毎日寝る前に窓際に向かって娘、息子、孫の幸せを声に出してお祈りしている患者さんがいて、見習いたい気持ちになりました)
心と体はつながっているので、感謝を忘れない事や116歳の女性もそうですが、好きなものがあるというのは前向きな気持ちになり、体にも良い影響があるのかと思いました。
共通点を挙げてみると、何か特別なことをするというよりも、これまでのライフスタイルが若さと長生きにつながっていると感じました。
公益財団法人長寿科学振興財団の「健康長寿ネット」には「100歳以上の高齢者の長生きの秘訣」が載っており、
「健康長寿の代表ともいえる百寿者(100歳以上の人)にある程度共通していることの一つは、
幸福感が高く、自分の人生を肯定的にとらえる(ポジティブシンキング)人が多いということ」
「百長寿者の生活ぶりを見てみると、共通するのは皆、よく食べて、よく動いているということ」
といわれています。
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka/himitsu.html
色々な方と接することができるこの職場は、人生の良い勉強の場です。皆さんの長生きの秘訣は何ですか?
森山リハビリテーションクリニック 病棟看護師 K.O & M.O.