コロナ渦では、行動が制限される(もしくは制限している)事でストレスが溜まった経験をされた方が多かったと思います。 当時、第一生命経済研究所は全国の1000人の男女を対象に「新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査」を行った結果、約8割の人が「人や
理学療法士
リハビリテーションで大事なこと「いつもと何かが違う」違和感
私は患者さんのリハビリテーションを行うにあたり、「いつもと何かが違う」違和感を大切にしたいと考えています。例えば、息づかい、会話するときの視線、体を支えた時の重み、履いている靴、動作のやり方など、列挙したらキリがないのですが、「いつもと何かが違う?」と感
生活期リハビリテーションにおける機能訓練と動作訓練
第56回日本リハビリテーション医学会学術集会に参加して諸先生方のお話を聞き、一番心に響いたことは「回復期、生活期のリハビリテーションで療法士がやるべきことは何か」ということです。「リハビリテーション科医は生活期のリハビリテーション医療にどのようにかかわるべ
在宅・住宅環境 車椅子と廊下幅 直角に曲がるには何cm必要か?
入院患者さんが自宅退院(在宅生活)を想定する際、理学療法士としての課題は「自宅内の移動手段をどのようにするか?」ということが多いです。歩行を基本の移動手段とした在宅生活を検討した場合、「杖なし歩行」「杖歩行」「伝い歩き」など、家屋環境によっても手段はさまざ
電車内でふらつかない立ち方 理学療法士のアドバイス
人にとって「電車」に乗ることは、活動の幅を広げる身近な手段の一つです。リハビリテーションの目標を設定する際、特に就労している方の場合には「職場まで○○分、電車で立っていられるようになりたい」と、生活をしていく上での切実な目標を立てる方もいます。混雑してい
患者のホープを汲み取る ということについて
先日、地域リハビリテーションの勉強会で「本人の意思を尊重した生活を確立するためのリハビリテーションマネージメント」をテーマにした症例発表を行う機会を得ました。症例発表後のグループワークのテーマの一つとして、患者のHopeをどう汲み取っているかというものがあり
中学生の職場体験・見学 医療機関(有床診療所)
新型コロナウイルス流行前の日常では、いろいろな方の見学受け入れをしていました。見学される側の学びにもなるため、流行の状況に合わせて徐々に、専門職や専門職を目指す学生の見学は再開しております。未だ中学生の職場見学は再会できていませんが、2019年6月19日のブログ
簡単な下肢筋力の測定方法 立ち上がりテスト
筋力の指標にWBIというものがあります。 WBI (Weight Bearing Index: 体重支持指数)は、「等尺性膝伸展筋力(kg)」÷「体重(kg)」で表され、WBIと動作の関係性も多々報告されています。WBIを実際に計測するには筋力測定機器が必要となりますが、これを簡便に推定する「立ち
訪問リハビリテーションで使える困ったときの対処法
Monthly Book Medical Rehabilitation「訪問リハビリテーションで使える困ったときの対処法」が11月26日発売になります。出版社:全日本病院出版会, 編集企画:和田真一 https://www.zenniti.com/f/b/show/b01/1470/zc01/3.html 臨床にすぐ役立つように、訪問リハビリテ
屋外歩行練習の進め方 リハビリテーションの評価・診断と実践
理学療法士の仕事として、歩行の評価や練習は大変重要なものだと思います。 例えば、平行棒内歩行→歩行器→杖歩行など歩行補助具の段階的なアップや、リハビリテーション室や院内廊下での練習を経て、屋外歩行など距離のアップを考えていくと思います。 経験などで「ここ
リハビリテーションを拒否する患者さんへのかかわり方
リハビリテーションを行うにあたって、セラピストであれば患者さんに拒否をされた経験を持つ人は少なくないと思います。理由はともあれ、拒否をする・拒否をされるという行為はお互いにとって、とても疲弊する出来事だと思います。拒否をする方に多く使われる言葉として「意
理学療法士の動作分析 ムーンウォークの指導!
【ムーンウォーク動作の6相】という前の記事の動作分析をしたうえで、いよいよ、ムーンウォーク動作指導を被検者さんにしてみました。<指導前の被検者のムーンウォーク>全体的に言葉にすると「あ、ひょこ。あ、ひょこ。 ひょいひょいひょい。」頭部の上下運動が激しく、つ
理学療法士の動作分析 ムーンウォーク動作の6相とは?
理学療法士は、自分がやったことのないスポーツや動作を分析して、問題になっている部分を抽出し、自分なりの言葉で相手に伝えて指導をしなければならない場面もありますね。今回はそんな仕事上の性から「ムーンウォーク、指導してみた」という話です。コロナ禍でお篭り生活
訪問リハビリテーションの適応 どのような方に適しているのか? 品川区
東京都品川区にある森山リハビリテーションクリニックで提供しているリハビリテーションの適応について、どのように考えているのか?今回は「訪問リハビリテーション」です。リハビリテーション医療は、機能の回復を図り、障害を克服するというだけでなく、「活動を育む」と
地域連携:リハビリテーションサマリーの活かし方
当院は入院19床があります。急性期・回復期病院からの転院や、自宅での生活が困難になってしまった方などが入院され、目的を持ったリハビリテーションをしています。当院からご自宅に退院される方のほか、施設に入る方もいらっしゃいます。ご自宅に帰った場合でも施設に入っ