クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

リハビリテーション科有床診療所のお仕事

地域包括ケアシステムにおいて、地域で生活するために不足している「あったらいいな」を提供するという信念で、東京都品川区で唯一の有床診療所をしています。

リハビリテーション科有床診療所のお仕事 イメージ画像
当院は、その患者さんにとって適切な全人的医療・生活期リハビリテーションを提供できます。
あおい會の理念「ひとり一人が輝いて生きる」が根付いているクリニックです

森山リハビリテーションクリニック
〒142-0054 東京都品川区西中延1-11-17
TEL: 03-6426-7318

地域リハビリテーション

入院患者さんが自宅退院(在宅生活)を想定する際、理学療法士としての課題は「自宅内の移動手段をどのようにするか?」ということが多いです。歩行を基本の移動手段とした在宅生活を検討した場合、「杖なし歩行」「杖歩行」「伝い歩き」など、家屋環境によっても手段はさまざ
『在宅・住宅環境 車椅子と廊下幅 直角に曲がるには何cm必要か?』の画像

脳卒中などの中途障害のある人が長期的にその人らしい生活を構築していくための「主体性」 リハビリテーション、障害者福祉の現場や地域包括ケアシステムにおいて「障害のある方の長期的な回復には主体性が大事である」ということを経験的に分かっている専門職の方は少なく
『障害のある人の主体性回復「その人らしい生活へ」』の画像

人にとって「電車」に乗ることは、活動の幅を広げる身近な手段の一つです。リハビリテーションの目標を設定する際、特に就労している方の場合には「職場まで○○分、電車で立っていられるようになりたい」と、生活をしていく上での切実な目標を立てる方もいます。混雑してい
『電車内でふらつかない立ち方 理学療法士のアドバイス』の画像

医療保険や介護保険で提供するリハビリテーションには、当然ながら「目標」と「期間」の設定が必要です。しかし、病院から在宅に帰ってきた当初は、具体的に厳密な「目標」と「期間」を決められないこともしばしばあります。なぜなら、退院直後は日常生活が確立しておらず、
『生活期(在宅)リハビリテーション 目標と期間の設定 困難度と重要度』の画像

Mayo-Portland Adaptability Inventory (MPAI-4)は、後天性脳損傷(脳外傷や脳卒中など)の生活期に重要で頻度の多い後遺症が網羅されたスケールです。 評価項目は29個あり、3つの下位尺度:能力尺度(感覚、運動、認知など12項目)適応尺度(気分、痛み、対人関係など12項目
『脳卒中・脳外傷 生活期のチームアプローチに有用なMPAI-4日本語版』の画像

障害の考え方として「医学モデル」と「社会モデル」があります。図は障害の階層モデルで、上に行くほど生物学的、下に行くほど社会的です。医学モデルでは「障害」という現象は、個人の問題と考えます。つまり、「疾病」によって「活動制限」や「参加制約」が起きるという考
『医学モデルと社会モデル 障害の考え方』の画像

脳卒中や脊髄損傷などで麻痺などの機能障害が残存した場合、患者さんと医療者の障害に対する見解の相違(ギャップ)をよく経験します。 機能障害や活動制限が残存した患者さんは「病気をする前の自分」を基準にして「今の自分」を比較します。このため、回復がみられている場
『障害のある人とのかかわり方 医療従事者との心理のギャップ』の画像

東京都品川区にある森山リハビリテーションクリニックで提供しているリハビリテーションの適応について、どのように考えているのか?今回は「訪問リハビリテーション」です。リハビリテーション医療は、機能の回復を図り、障害を克服するというだけでなく、「活動を育む」と
『訪問リハビリテーションの適応 どのような方に適しているのか? 品川区』の画像

リハビリテーション科の医師はジェネラリストなので、患者さんの地域での困りごとをアセスメントし、マネジメントすることができます。地域の患者さんに足りないものを常に考え、それを提供する、あるいはマネジメントできる医師でありたいと思っています。私は心臓血管外科
『リハビリテーション科専門医が地域医療に携わるわけ 品川区』の画像

森山リハビリテーションクリニックで提供しているリハビリテーションの適応をどのように考えているのかお伝えいたします。今回は「通所リハビリテーション」についてです。リハビリテーション医療は、機能の回復を図り、障害を克服するというだけでなく、「活動を育む」とい
『通所リハビリテーションの適応 どのような方に適しているのか』の画像

前の記事に続き、「実際に主観的なニコニコペースで運動してみた脈拍数は、計算上のニコニコペースと一致するのか?」の疑問を自分の体で実証してみた、です。 まず、ニコニコペースの運動は①早歩き ②スロージョギング の2通りで行ってみました。その際のペースは完全な
『継続しやすい有酸素運動―ニコニコペースで運動してみた―時速・心拍数』の画像

有酸素運動は、血中のLDLコレステロール・中性脂肪や体脂肪の減少が期待でき、冠動脈疾患や高血圧などに効果があるとされています。私は身体を動かすことが好きなので、以前は週1回程度ジョギングを行っていました。しかし、コロナ渦になってしばらくは「走って大きな息をす
『継続しやすい有酸素運動―心拍数・運動強度と時間・頻度―コロナ禍でもできる運動』の画像

「健康寿命が来た後、生物的な寿命が来るまでの間は、日常生活に何らかの制限がある『不健康な状態』で生きる」という文脈で、「健康寿命」という言葉が使われがちです。 この「健康寿命」は以下で示す非常に簡単な質問で判断されるので、同じ人でもその時点の状態によって
『健康寿命は伸ばすだけではありません 健康寿命は可逆的』の画像

皆さん「フレイル」という言葉を聞いたことはありますか?フレイルは予防が重要と考えられ、知っていれば防げる面があると考えます。高齢者が健康な状態から急に要介護状態に移行することは、脳卒中などのケースでみられます。しかし、今後人口増加が見込まれる後期高齢者(7
『予防が大事 フレイルとサルコペニアの関係性』の画像

障害のある人が長期的にその人らしい生活を構築していくための「主体性」前回の「主体性回復プロセス 第0, 1段階」に続き「第2~4段階」です。地域包括ケアシステムのなかで、障害のある人の「主体性の段階」を理解して、特徴を捉え、共有できれば、周囲の人の適切な支援にも
『障害のある人の生活期での改善 主体性回復プロセス(2)』の画像

↑このページのトップヘ

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
医療法人社団あおい會森山リハビリテーションクリニック 著作『リハビリテーション科有床診療所のお仕事』は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。作品利用時は、著作者を表示し、非営利目的での利用に限定し、作品を改変しない場合のみ頒布を認めます。