言語聴覚士の仕事の一つに「摂食嚥下リハビリテーション」があります。 一言で摂食嚥下リハビリテーションと言っても、急性期、回復期、生活期、また対象となる方のご状態やご希望によって関わりはさまざまです。 私は、訪問で摂食嚥下に関わっていますので、在宅での摂食
理学療法士
理学療法士の母が脳卒中になったとき
理学療法士としてリハビリテーションに従事する中で、様々な患者さんやご家族と関わってきました。その中には、新たな生活の再構築に難渋するケースも多々ありました。その度にチーム医療で他職種と連携しながら、患者さんとご家族と相談して、その後の生活を再構築してきま
地域包括ケアシステムにおける有床診療所の「生活を支える」役割
地域でニーズの多い「生活を支える」ことは、リハビリテーション科有床診療所の仕事の中心です。 地域に足りないものを常に考え、それを提供する。すべてに必要とされるクリニックでありたいと考えています。「疾患モデル」のように「ひとつの大きな病気が原因」で機能低下
リハビリテーションの評価 歩行速度の計測
リハビリテーションの評価で、よく歩行速度の計測をします。その時に私は1.0m/秒を基準にしています。理由はご存知の方も多いと思いますが、1.0m/秒の歩行速度が横断歩道の青信号点灯時間を決める基準となっているからです。横断歩道の距離(10mなら10秒)に+αの秒数を足
森山リハクリガーデン
先日、介護事業部がある4Fのベランダでカチカチに固まっていたプランターの土を利用者さんと掘り起こしました。おかげさまでプランターの土はホクホクにほぐれ、今までは苔が生えていましたが、すっかりサラサラとした土に生まれ変わりました。(「通所リハビリテーション営
観察能力 ~前からみるか 横からみるか 上からみるか~
理学療法士にとって、「姿勢を観察する」「動作を観察する」ことはリハビリテーションを行う上でとても重要な評価です。しかし、この観察能力は、理学療法士の経験年数や、どこに注目しているのかの着眼点によりバラツキが大きいとも言われています。 【前額面】前もしくは
通所リハビリテーション営業中です
新型コロナウイルスの影響により、利用者さんからは「通所を自粛します」との声も聞かれることがありますが、当クリニックの通所リハビリテーションは感染予防に努めながらおこなっております。厚生労働省通知文や文献などを参考に感染対策として、全員マスク着用、積極的な
CYBERDYNE STUDIO でHAL®利用 とある休日のドライブデートに同行!?
訪問リハビリテーションの利用者さんで、自費でCYBERDYNE社のHAL®を使って歩行練習をされている方(Sさん)がおられます。Sさんは、約10年前に、頚髄損傷(C3-C5)による四肢麻痺を受傷された方です。以前から「筑波のHAL®に行ってるんだよ」とお話をされており、訪問リハビ
最後まで自分らしく生きるために〜公開講座報告〜
公益社団法人東京都理学療法士協会品川支部事業として、一般公開講座を開催しました。2020年2月8日(土)会場:NTT東日本関東病院テーマ:最後まで自分らしく生きるために 〜「私の生き方連絡ノート」ではじめる人生会議〜講師:渡辺敏恵先生 自分らしい「生き
「転ばすこと」を考えていた元柔道部の理学療法士
私は学生時代柔道部だったため、よく柔道の試合をみます。綺麗な一本などを見ると家族と一緒に見ていてもひとりで興奮してしまいます。相手を投げるために、必要なこととして、柔道には「作り」と「掛け」という過程があります。「作り」は相手を不安定な状態にし、自分の体
2020東京オリンピック・パラリンピックイヤーを迎えて
今年、いよいよ東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。理学療法士の私としては、特にパラリンピックが楽しみでなりません。まだまだ多くの方にとって障害者スポーツやその最高峰であるパラリンピックは馴染みがないかもしれません。そこで、今回は少しパラリン
球のキレってなに?
私は、プロ野球を見るのが大好きなのですが、祖父の時代から○○球団の英才教育を受け、私の初めての寝言は「○○○○ガンバレ〜!」だったと刷り込まれ、また祖父には「この子は○○球団の申し子や〜!」と期待されて、しかし残念にも男子ではなかったため、野球を見る事が
野球の肩肘傷害予防の勉強会に参加して
先日、野球選手における肩肘傷害予防についての勉強会に参加する機会を得ました。講師が、米国マイナーリーグでアスレチックトレーナーとして現役で活動している方だったこともあり、私自身、積極的にスポーツの現場に携わっているわけではありませんが、元々スポーツ
訪問リハビリテーション 私たちの頼もしい「青緑の相棒」
訪問リハビリテーションは自転車でお宅を回っています。自転車は小回りがきくので、車で行くと遠回りになるところも短い距離で移動でき、交通渋滞があったとしても大きな影響を受けずに行くことができます。 それだけでなく、自転車での訪問にはいくつかのメリットがありま
消防訓練2019秋
当院での消防訓練が今年も行われました。私は入職してから初めての消防訓練でしたが、当院では毎年消防署の監督の元消防訓練を行っております。非常事態を想定して、1階~4階まで各階において各々持ち場につき必要な対応をおこなっていました。私たちリハビリテーション部は