記憶力や判断力などの認知機能障害を招く代表的な認知症についてお話しさせていただきます。 【アルツハイマー型認知症】物忘れが主な症状ですが、実行機能障害(物事の手順が分からない)、見当識障害(場所や時間などが分からない)なども伴います。作話(事実と異なる内
最新記事
品川区 森山リハビリテーションクリニックだより 2024.11
やっと秋らしい気候になってきました。暑い期間が長かったせいか、少しの寒さが体に堪えます。今年は、インフルエンザの流行期が早まっている上に、マイコプラズマ肺炎も流行っているようです。うがい・手洗いをしっかりして、感染予防に努めましょう。 風邪予防には、基本
品川区 森山リハビリテーションクリニックだより 2024.10
今年は残暑が長引き、半袖の衣服が活躍する日が多くありました。この気候のせいもあり、 例年であれば見頃を迎えているはずの紅葉ですが、今年はだいぶ遅れている様子です。日本の美しい秋が段々と短くなり、いずれ無くなってしまうのではないかという不安を覚えます。 10
認知症ケアの本質は? (リハクリだより)
2024年9月、総務省は、高齢化率(総人口のうち65歳以上の方が占める割合)が『29.3%』と過去最高値となったと公表しました。この高齢化率とともに、認知症の方も年々増加しています。 認知症に罹患すると、記憶力や判断力、物事を実行する能力が低下するなど、様々な症状が
「ひとり一人が輝いて生きる」を「共に歩む」ことで実現したい
当院では、法人理念の「ひとり一人が輝いて生きる~自分らしさを光らせて~」を実現するため、地域医療を通して、患者さんが安心して自分らしく日々を過ごし、QOL(生活の質)を維持向上していけるよう、社会貢献を行うことを目指しております。 しかし、その実現は私たちの
品川区 森山リハビリテーションクリニックだより 2024.9
厳しい残暑がやっとひと段落…と思ったら、朝晩は寒いくらいの気温になってしまいました。皆様、体調を崩されたりしていませんか。秋は、夏の疲れが出る季節でもあります。秋の味覚を楽しみつつ、夏の疲れた体をしっかりと癒したいですね。 気温が落ち着いても、まだまだ室
高次脳機能障害に対するMPAI-4日本語版の臨床的有用性
当院発信の原著論文がアクセプトされ、オープンアクセスで公開されました。「認知リハビリテーション Vol.29 2024.003」J-STAGE公開 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/cogrehab/29/0/_contents/-char/ja 高次脳機能障害の臨床場面で、複雑な病態を理解しやすい形にし
生活に根差したリハビリテーションクリニック 地域社会での重要性
先日、リハビリテーション科専門医の方が当院へ見学に来てくれました。 その先生から「当院の特徴や貴重性」についてのアセスメントをメールでいただきました。 組織内では自分たちの特徴になかなか気付けないことが多く、非常にありがたいと思いました。 メールの一端
生活期リハビリテーションは急性期・回復期となにが違うのか?
リハビリテーションというと、中途障害に対して急性期病院や回復期病院でおこなわれるリハビリテーションがイメージされると思います。生活期リハビリテーションはそれと何が違うのか? 中途障害に対するリハビリテーションは、発症して急性期の病院を過ごし、回復期の病
森山リハビリテーションクリニックの「訪問診療」
・医師が通院困難な患者様のご自宅に伺い、診察を行います (月2回程度) 全身管理・内科診察 ・お薬の処方 ・在宅看取り ・医療や介護の相談 など・24時間365日 電話・往診対応が可能・訪問エリア:当院より約3~3.5㎞・神経内科、緩和ケア、在宅医療、循環器、リハビリ
品川区 森山リハビリテーションクリニックだより 2024年8月
今年の夏は暑い!と言われていた通り、危険な程の暑さが続いていますが、皆様はこの夏いかがお過ごしでしょうか。 学校では、あまりの暑さにプールの授業も中止になっているとか。私が子どもの頃は、気温が上がらずに中止だったのに‥と、以前との違いに驚いています。 熱
森山リハビリテーションクリニックの療養支援
【森山リハビリテーションクリニックの療養支援】 訪問診療:ご自宅で定期診察、緊急対応・お看取り、24時間365日対応 入院:集中リハビリテーション(最大120分/日)、在宅調整、施設調整、お看取り、レスパイト 介護事業:訪問・通所リハビリテーション(送迎あり)、生活状
品川区 森山リハビリテーションクリニックだより 2024年7月
今年は、梅雨らしさを感じないまま夏が始まってしまったような気がします。大雨にも困りますが、極端に雨が少ないと夏の渇水が心配です。水源辺りの雨量はどうだったのでしょう。 梅雨明けは猛暑・酷暑の始まりです。そして、本格的な「熱中症」の季節の始まりです。高温多
日本在宅医療連合学会 シンポジウム
第6回日本在宅医療連合学会大会にシンポジウム企画が採用されました。「在宅障害者のよりよい生活のための主体性の支え方」日ごろから在宅の生活期リハビリテーションで障害のある人の主体性を一緒に考えている仲間と一緒に発表します。7月20日幕張メッセで1010-11:40在宅に
多面的な問題がある方に対する訪問診療活用術 森山リハビリテーションクリニック
リハビリテーションとは、『単なる機能回復訓練ではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促すものであり、そのためには、本人へのアプロ―チだけではなく、自宅における生活環境の調整や、地域の中に生きがい・役割をもって生活ができるような居場所と出番づく