先日、回復期リハビリテーション病院のリハビリテーション科専門医の先生にご見学に来ていただき、森山リハビリテーションクリニックについての感想をいただきました。以下に紹介いたします。

チームの一人一人が主体的に自ら考えて自ら患者さん一人一人にとって最も良いものは何かと探っていく。その中で自分の中で足りないところはチームで助け合い出来るだけ良い支援をしていく。患者さんがより良い毎日を送れるように出来ることは出来る限り行う。そのような理念が、働かれている方々からひしひしと伝わり、それがチームとして見事に共有されていると感じました。

非常に恥ずかしながら、私は、チーム一丸となってそれぞれの職種で助け合いながらも自立して自ら考えて動いてもらうには自分はどのように働けば良いのか、しっかりとした答えが分かっておりませんでした。今回、森山リハビリテーションクリニックを見学させて頂き、大きな理念・方向性を共有する、自分はそれと矛盾しない動きをする、そうすれば同じような方向でみんな働いてくれるし、細かな業務についても辻褄が合ってくると聞いて、眼から鱗が落ちた気持ちでした。大きな方向性という言葉について、恥ずかしながら自分では、患者さん一人一人に、チームでディスカッションしながら、大きな方向性をつけて支援をしていくということとして捉えておりました。しかし更に大きな視点で、大きな理念についても共有するということが、これほど大切なのだと実感致しました。同時に、自らその理念に矛盾しない姿を周りに見せ続ける必要がありますし、非常に身が引き締まる思いでした。

見学いただいた方へ当院の特徴を説明させていただくことで、あらためて日常業務を振り返る機会となります。また、ご指摘をいただくこともあり、こちらとしても学びになっています。貴重なお時間を割いてくださり、ありがとうございました。

森山リハビリテーションクリニック 院長 和田真一