2024年9月、総務省は、高齢化率(総人口のうち65歳以上の方が占める割合)が『29.3%』と過去最高値となったと公表しました。この高齢化率とともに、認知症の方も年々増加しています。
認知症に罹患すると、記憶力や判断力、物事を実行する能力が低下するなど、様々な症状が現れます。
原因となる病気としては、『アルツハイマー病』『レビー小体病』『前頭側頭変性症』などがよく聞かれます。病名の後に『~型認知症』とつけて呼ばれることが多いですね。
先日、「アルツハイマー型認知症の診断は難しい」という新聞記事を目にしました。記事によると、認知症の方のうち82%の方がアルツハイマー型認知症に加え、認知症の症状をきたす別の病気にも罹患しているとのことでした。
上記に挙げた病気の他にも認知機能の低下の原因となる病気は数多くあります。それぞれの認知症には特徴的な症状がありますが、抱えている病気が複数であるため、実際の症状が複雑化し、診断を難しくしているのではないでしょうか。
この『症状の複雑さ』が、認知症ケアを難しくしているように思います。
認知症ケアの本質は、「持てる力を活かしてその人らしい暮らしを支える」ことと考えます。そのためには一人ひとりの患者さんに対する理解と様々な支援が必要です。
森山リハビリテーションクリニックでは、地域の皆さんとともに認知症の方を支える力になれるよう、医療・介護を提供しております。
ケアマネージャーさんや医療機関などと連携しながら支援をさせていただきます。
生活の中で「困りごと」がございましたら、ご相談ください。
【ご相談窓口】
TEL:03-6426-7318 担当:MSW 井坂恭輔 (9:00~17:00/土日祝除く)