記憶力や判断力などの認知機能障害を招く代表的な認知症についてお話しさせていただきます。


【アルツハイマー型認知症】
物忘れが主な症状ですが、実行機能障害(物事の手順が分からない)、見当識障害(場所や時間などが分からない)なども伴います。作話(事実と異なる内容を話す)がみられることもあります。
ご本人には嘘をついている認識はなく、記憶の欠落を取り繕うようにお話しされます。障害に対する混乱や不安などを背景に、こういった症状が出現することもあります。

【レビー小体型認知症】
認知機能障害に加え、パーキンソン病のような症状が現れるのが特徴です。手足の動かしにくさや震えなどの運動機能の障害や、幻視・睡眠障害などを伴うことが多くあります。特に幻視はご本人も周囲の方も戸惑うことが多い症状です。

【前頭側頭型認知症】
脳の前頭葉と側頭葉という部分が委縮する病気です。『性格が粗野になる』『こだわりが強くなり周囲を気にしなくなる』『言葉が理解できない・言葉が出ない(失語症)』など、多彩な症状があります。環境適応能力が下がるといわれており、ご本人なりにおかれた環境に適応しようとしますが、その行動が周囲には理解できないといったことが多く起こります。


認知機能障害は目に見えない障害です。そのため、ご本人も周囲の方も大変悩まれます。

専門家に相談することで、病気や障害を正しく理解し「何が起きているのか、どんなケアが必要か」などが分かりやすくなり、認知症の方の望む暮らしの実現に役立ちます。

認知症ケアに悩まれたときは、お一人で悩まずにまずはご相談ください

  森山リハビリテーションクリニック 認知症看護認定看護師 岩本


ケアマネージャーさんや医療機関などと連携しながら支援をさせていただきます。

生活の中で「困りごと」がございましたら、ご相談ください。

【ご相談窓口】

TEL:03-6426-7318  担当:MSW 井坂恭輔  9:0017:00/土日祝除く)