有床診療所の当院に入院される患者さんの平均年齢は約80歳です。患者さんによっては90歳を超える事があります。患者さんの年齢層からみても、日本の高齢化を肌で感じます。また、当院でリハビリテーションをされる患者さんの疾患は多岐にわたります。 その中でも、サルコぺ
・看護
本当の意味のプライマリーナース 生活を再構築する有床診療所の看護
有床診療所である当院の特徴のひとつ、退院支援だけではない「入院前と退院後の看護」についてです。「入院前と退院後… それは他院の看護師や訪問看護師がする事なのでは…?」いいえ、これが本当の意味でのプライマリーナースだと考えます。【入院前の看護】生活を再構築
訪問診療同行看護師のやりがい 多職種連携における役割
大学病院で10数年勤務し、その後「在宅医療に携わりたい」という思いで訪問看護を1年程経験後、当法人の「訪問診療同行看護師」という役割に惹かれて、森山リハビリテーションクリニックに転職してきました。 入職当初は、医師と一緒に患者さんの自宅に訪問した際、自分が何
有床診療所の看護 生活を支える看護を目指して
【有床診療所の看護ってなに?】「有床診療所」「地域包括ケアシステム」聞いたことはあるけれど、実際にはどのような看護が求められているのか?は分かりにくいと思います。そこで、実際の有床診療所の看護の様子をお伝えしたいと思います。 当院のご入院は、環境調整を含
2020年を振り返って「頑張る看護師を褒めたいと思います」
昨年の12月に、今の状態を想像された方がどれだけ居られるでしょうか。 年明け早々に、新型肺炎か…の話しからはじまり、徐々に明らかになる感染症の正体。 それでもまだ、2月の初めごろはどこか遠いところの話しといった感じだったと思います。 ダイアモンドプリンセス号
身体拘束の考え方 適切な排泄ケアがもたらす幸せ
排泄についての研修会をおこなったときのことです。基本に立ち返り、当院で使用しているオムツやパットの特徴と当て方について学ぶ機会を設けました。「今さら…」なんて思ったスタッフも居たようですが、患者さんの生活にとって排泄の問題はとても重要です。在宅生活ができ
外来看護の醍醐味
誰しも一度は受診を経験したことがあると思います。それは、大学病院のような大病院であったり、クリニック、医院といった地域のかかりつけ医的な医療機関であったりとさまざまで、また受診の仕方も定期的なものや緊急的なものと様々でしょう。ご自身が受診された時の医療機
認知症看護外来 ご家族を支えるためにも
認知症の方は、困っているのです。困っている事をうまく伝えられなために、いろいろとサインを出してくれます。(BPSDと言われる症状です)そのサインが、私たちには困ったことになってしまう事があります。認知症の方が、困らないように生活できれば困ったことは起きないは
認知症看護外来 私たちに求められるもの
私は認知症看護認定看護師もしております。この資格を活かし、認知症看護外来をさせていただいています。認知症になったのではないかと心配されている方、ご家族の症状を心配されて相談に来られる方、対応の仕方が分からなくて藁をもすがる思いでこられる方、様々な方が看護
入院中から始まる 退院後の生活支援 病棟の体操からデイサービスへ
最近、日曜日の体操効果を思わぬところで感じました当院は7割以上の方が介護保険サービスを活用し自宅に退院されていきます。日中は、デイサービスを利用される方が居られます。サービス利用にあたり、「大丈夫でしょうか?」と相談を受ける事があります。そのような時に、サ
退院後の生活支援は入院中から始まる! 病棟余暇時間の過ごし方
リハビリテーションを目的にご入院される患者さんの平日のスケジュールは結構ハードです朝食後少し休まれると、午前中のリハビリが始まります中には、午前中に2回リハをされる方も居られますリハビリの後は、お風呂や清拭などの清潔ケアちょっとお休みして、お昼ご飯そして午
長生きの方の共通点
今、存命中の世界最高齢は日本の116歳の女性だそうです。その方は「オセロを毎日楽しみ、大好物はチョコレート、食事は3食しっかり完食している」とある記事で読み、その年齢で趣味を楽しみ、食欲もしっかりあることに驚きました。当院には90歳以上の方も入院してこられ、病
ワークライフバランスの大切さ
看護部病棟では、当クリニックでの勤務経験が一番長い私です。毎日楽しく業務しています。 休日には趣味で出掛ける楽しみがあります。釣りが趣味です。若い頃から釣りが好きで、ベテラン漁師の方にも「嫁に来て欲しい」とスカウトされた事もあります!笑先日も海釣りに行き
有床診療所 多岐にわたる病気
病院、無床クリニック、老人保健施設での勤務経験はありましたが、有床診療所での勤務は初めてでした。看護師になりたてのころは、整形外科病棟で勤務し、手術後の患者さんとは退院するまで毎日リハビリテーションに励んでいたのを思い出しました。リハビリテーション科での
第2の青春
今から15年程前長女は就職 長男は大学生に。夫は趣味が高じて家を空ける事も多く、第2の青春を謳歌。友達は1人、2人と働き始め自分も何かをしなければ…と思っていた矢先に新聞折り込みで目にした「ヘルパー2級」の文字。 資格取得後は在宅を1年間。自信にもなり、常